今日、吉田はバスケ部を引退する。
相手チームが点を入れていく。
それを吉田は呆然とベンチから見ることしかできない。
練習量は誰にも負けなかった。
練習しかなかった。
けど、脚光を浴びるのはいつも他の人だった。
努力は必ず報われると、思っていた。
でも、その挫折が、その悔しさが、その痛みが吉田を強くする。
吉田のシュートが決まる日はきっと来る